三春の歴史と文化財の事2025/09/01

9月となり町の広報誌でも案内記事が載ったので、いよいよ21日に予定しているレクチャーの準備をしなくてはと思っている。プレゼンの素材となりそうな画像や資料はほぼ集めたので、話の流れなど具体的に決めてスライドを作る事を始めればいいのだが、今月は本業の難易度の高い石器実測の仕事や、来月開催予定の美術展に出品するための作品作り、そして引越したばかりの娘夫婦のところに出かける予定があるなど、最近にしては珍しく気忙しく、酷暑のせいもあって薪割りや庭仕事なども思う様にはかどらず、ちょっと落ち着きのない日々が続いている。
レクチャーは、現在町で進めている文化財保存活用地域計画策定に向けた関連事業である文化財フォーラムで講師を務めるという事なのだが、考古学を長くやってきたとはいえ、東北地方そして我が町の歴史については本当に不勉強だった。いい機会なので、先月から何度か図書館に通い、関連図書をあさって俄か勉強に励んできた。文化財保護審議会の会長という肩書きもあるので与太話で済ませる訳にはいかないのだ。早大時代やツタンカーメン展監修の頃は頻繁にレクチャーや講演をしてきたので慣れてはいるはずなのだが、それももう随分昔の事となり、病気の後遺症で発声にやや難があるので、やや緊張も感じている。
ともあれ学び直しの一環として地域の歴史を調べることは意外と楽しく、久々に脳が活性化しているのを実感する。
さて文化財の保存活用というテーマを軸に話すのだが、まずは知ることから始めようという事から入って、保存のあり方や節度ある活用などについて話を広げていこうと考えている。折に触れ色んな人の話を聞くと、遺跡ってそんなにあるんだ的な反応が多いのだ。それに基本的な用語解説も必要なのかもしれないなあ、とあれこれ考え中。

文化財フォーラム2025/07/30

長年考古学の世界に居たものだから、町の文化財保護審議会の委員をやって来たのだが、現会長が辞任されたため今年度から私が会長という事になってしまった。歴史や文化に関わる事って、20年以上住んでるとはいえ、地域の昔を知らない移住者には荷の重い事だと思うのだが、体調不良と言われては無理強いする訳にもいかず引き受けた。
現在我が町では文化財保存活用地域計画を策定すべく動いてる他、中世から近世の貴重な城郭址であり、街のシンボルでもある城山の国指定史跡登録に向けても動いている。そんな訳で近年になく文化財関連の行事が続き、城山の発掘調査の他、文化財保護機運熟成のため文化材フォーラムも計画され、文化財保護審議会のメンバーが交代でレクチャーをしている。9月にはその4回目として私の番が来るのだが、久々の講師なのでテーマや資料集めにやや手間取っている。昨日も町の歴史民族資料館に行って打ち合わせや資料調査をしてきた。人前で話をする事自体が久々のことなので、何やらモヤモヤした不安も過っている。もちろん自信がない訳ではないが、脳梗塞の後遺症で声が出にくくしゃがれ、滑舌が悪いと自覚しているので、以前に比べれば気が重いのだ。
それと10月の美術協会展に向けて作品も作らなければというプレッシャーも感じ始めている頃でもあるが、まあ難しく考えず、猛暑中ではあるが、まずは健康第一で乗り切っていくとするか。