展覧会終了2025/10/20

17日から3日間だけの美術展が終了した。町の文化祭の一環として開催されるもので、会場の都合もあり短期間の展示なのである。
長期にやりたければ別途会場を手配するしかないなあ。
さて今回は8号と10号の油彩画、A4サイズの水彩画、B6サイズの色鉛筆画を出展した。10号の油彩で滝桜に挑戦したが、割と評判が良かった。花びらも細く書いていく予定だったけど、先月コロナになったせいもあって仕事も遅れたので、実は時間が十分ではなかった。なんとか形にはしたが作品としての仕上げはお粗末なものだった。来年はきちんと計画的に制作スケジュールを決めて、余裕を持って制作したいものだ。

コロナになった2025/10/04

9月半ばの連休に娘夫婦の新しいアパートに行ってきたのだが、帰宅後一日経ってから喉の奥がヒリヒリしてきて高熱が出た。医者に行って検査したところコロナが検出されてしまった。咳も痰もひどくなくて喉がヒリヒリしていただけだが、それも5日ほどで治り咳と痰が残った程度で重篤化はしなかった。そのせいで21日に予定していた文化財フォーラムのレクチャーを延期してもらわざるを得なかった。
月が変わり現在はほぼ完治したが、それにしても不思議だった。
一戸建てのアパートに引っ越したから泊まれるとの連絡を受け、婿さんの再就職の祝いもあって、彼の家族と共に横浜中華街で食事会をし、新宿の画材屋さんに寄ってから、特製こんにゃくを購入する為矢祭経由で帰宅し、その間妻とは全く同じ行動だったのだが、僕だけがコロナになった。どこで拾ってしまったのだろうか?東京や横浜ではなく、おそらく帰宅時のどこかだと思うのだが、食事中以外はずっとマスクはしていたので、怪しいのは昼食をとったレストランか土産を買った矢祭の食堂だろう。
まあ、とにかく今後も注意しよう。後遺症だろうか?倦怠感が残っているし、まだ時々咳もでる。糖分マスクをして他人にうつさないよう心がけるとする。
そんな訳で先月は数日病床にあったこともあり、仕事がほぼ一週間の遅れが出てしまった。頑張って昨日終わらせたが、美術協会展の作品もまだ出来ていないし、それを納める額縁も制作途中である。次の仕事も入ってきたし、コロナ禍のせいであれやこれやと何やら慌ただしい。

美術協会展に向けて2025/09/11

9月もあっという間に10日過ぎ、来月初めには画題などを美術協会に知らせる必要があるのだが、まだまだキャンバスは真っ白のままだった。とにかくオイルは時間がかかるので、まずは下絵をと思い、娘の子供時代の写真を元に8号に着手し、10号の方は滝桜を画題に選んでみた。いつかは描こうと思っていた滝桜だが、果たしてうまくいくかどうか不安である。ともかく毎日あれこれ工程を考えながら少しずつ制作していこうと思っている。さらに水彩画を一点描くつもりで風景画の画題を探していたところ下郷町の観音沼の写真があったのでこれを選んでみた。今回はP12号の額縁に入れる為にA2のミューズボードを用意した。一応ホワイトワトソンが貼ってあるので、何回かの重ね塗りやリフティングの絶えると思っている。昨年もそうだったが、またしても締め切りに追われて描くという事になってしまった。子供の頃からそうなのだが、全くもって計画的にコツコツと作業するという事ができない、困ったものです。
色々練習してきた成果発表のつもりで制作にかかろうと思っているが、とにかく楽しむ事が第一という事を忘れずに・・・ですな。

三春の歴史と文化財の事2025/09/01

9月となり町の広報誌でも案内記事が載ったので、いよいよ21日に予定しているレクチャーの準備をしなくてはと思っている。プレゼンの素材となりそうな画像や資料はほぼ集めたので、話の流れなど具体的に決めてスライドを作る事を始めればいいのだが、今月は本業の難易度の高い石器実測の仕事や、来月開催予定の美術展に出品するための作品作り、そして引越したばかりの娘夫婦のところに出かける予定があるなど、最近にしては珍しく気忙しく、酷暑のせいもあって薪割りや庭仕事なども思う様にはかどらず、ちょっと落ち着きのない日々が続いている。
レクチャーは、現在町で進めている文化財保存活用地域計画策定に向けた関連事業である文化財フォーラムで講師を務めるという事なのだが、考古学を長くやってきたとはいえ、東北地方そして我が町の歴史については本当に不勉強だった。いい機会なので、先月から何度か図書館に通い、関連図書をあさって俄か勉強に励んできた。文化財保護審議会の会長という肩書きもあるので与太話で済ませる訳にはいかないのだ。早大時代やツタンカーメン展監修の頃は頻繁にレクチャーや講演をしてきたので慣れてはいるはずなのだが、それももう随分昔の事となり、病気の後遺症で発声にやや難があるので、やや緊張も感じている。
ともあれ学び直しの一環として地域の歴史を調べることは意外と楽しく、久々に脳が活性化しているのを実感する。
さて文化財の保存活用というテーマを軸に話すのだが、まずは知ることから始めようという事から入って、保存のあり方や節度ある活用などについて話を広げていこうと考えている。折に触れ色んな人の話を聞くと、遺跡ってそんなにあるんだ的な反応が多いのだ。それに基本的な用語解説も必要なのかもしれないなあ、とあれこれ考え中。

絵を描くということ2025/08/25

そもそもなぜ絵を描こうとしているのか?
そんな事をふと思ったりするのだが、そもそも日々の生活にハリを持たせ、楽しいから始めた事だったのだ。美術協会に入ったのは、ダラダラと絵の具で遊んでばかりで、なかなか作品制作しない自分に課題を課すためだったのだが、思いの外結構重いプレッシャーになってしまった。もう一度原点に戻って、楽しみの一環として仕切り直そうと思っている。ではどうするのかと言うと、特に妙案も浮かんで来ないのだが、少なくとも学び直しの課題なのだから、計画的に修練するためのカリキュラムの様なものを意識して、日々の練習を欠かさない様にする事が大事なのかもしれない。しかし、作品制作にはかなりのモチベーションやエネルギーが必要で、そこそこ構えてしまうのも事実だ。また「僕は画家ではなく画学生みたいなもの」といった思いに逃げてしまって、日常的に絵の構想を練ったり技術向上に努めたりするような訓練から逃げていたのかもしれない。
さて、難しい仕事も来てるし、仕事と趣味を両立させなくては、そのためには日々の生活を凛としなければ・・・

この頃の日課2025/08/06

8月になった。今年の梅雨はどこ行ったの?って感じで7月が過ぎ、酷暑続きで、気温40度近くになる地域が列島のあちこちにある。まさに異常気象だと思うが、一方で何やら地球規模での環境変化を示唆しているようで、今後のことがやや不安だ。
さて酷暑ゆえ老人には危険なので、庭仕事や薪割りはサボっているし、うっかり水やりをしなかったら鉢植えの桜が枯れてしまったり、畑の野菜の葉が黄色くなったりで散々なのだが、涼しくなったら庭の整備をしようと思っている。だがしばらくは気忙しい時期が続きそうだ。先ずは本業の石器実測が決まり、明日遺物を取りに行き、いよいよ仕事に入れるのだが、秋の美術協会点に出品する作品の主題がまだ決まらず、額縁製作も滞っている。そして来月には文化財フォーラムのレクチャーが予定されており、それの準備などにも忙しい。仕事もなくて4月からずっとのんびりしてきたが、久々に忙しい日が続きそうなので、夏バテに注意しながら乗り切って行こうと思っている。ロクロの練習で作ったもの数点は友人の窯で素焼きしてもらうことになったので、陶芸はしばらくお休みして、仕事をこなしながら絵を描くことに集中しよう。そしてすっかり夜型になってしまった日課を元に戻すべく調整していかないといけないのだが、倉庫での作業が暑過ぎて日中は出来ないという問題もあり、さてどうしたものかと思案中。
ま、とにかく、健康維持のための早朝散歩は続けるとして、ダラダラせずに気合を入れてこの夏乗り切るしかないなあ・・。

陶芸のこと2025/07/31

春先に、友人の陶芸家の仲介で本格的な電動ロクロを貰った。しばらく放置していたが、先月あたりからYouTubeのビデオを参考にしながら、道具類を整備し、ロクロ周辺を陶芸家の作業場のように整備をしたので、最近何度か回してみたが、当たり前のことだがなかなか上手くいかない。
大学院時代に陶芸実習を受講した事もあり、基本的なことは学んだのだが、半世紀も前の事なので一から学び直しである。粘土は随分前に益子の陶芸組合で買った赤っぽいものがあったが、硬くなっていたので水簸して戻し、当分は練り直して使っている。ヘラや削りなどの道具類も、亡き陶芸家日下部正和さんの影響で随分前に揃えた物があったのでそれを使っている。
まずは粘土の扱い、荒練りから菊練りへの訓練のし直しである。もともと講義でざっと覚えただけなので身に付いてはいなかった。せっかくなのでこれからは健康のための運動と思って身につくよう修練しようと思っていろ。
試しに挽いたもの数点を友人に渡してきたので、素焼きが出来るのを楽しみにしている。
まだまだ本業もあるのだが、秋の美術協会展出品のため絵の学び直し修行、そして本格的にロクロを使った陶芸も楽しめるとは、実に贅沢な事である。
無理はせず、楽しむ事を心がけよう。

文化財フォーラム2025/07/30

長年考古学の世界に居たものだから、町の文化財保護審議会の委員をやって来たのだが、現会長が辞任されたため今年度から私が会長という事になってしまった。歴史や文化に関わる事って、20年以上住んでるとはいえ、地域の昔を知らない移住者には荷の重い事だと思うのだが、体調不良と言われては無理強いする訳にもいかず引き受けた。
現在我が町では文化財保存活用地域計画を策定すべく動いてる他、中世から近世の貴重な城郭址であり、街のシンボルでもある城山の国指定史跡登録に向けても動いている。そんな訳で近年になく文化財関連の行事が続き、城山の発掘調査の他、文化財保護機運熟成のため文化材フォーラムも計画され、文化財保護審議会のメンバーが交代でレクチャーをしている。9月にはその4回目として私の番が来るのだが、久々の講師なのでテーマや資料集めにやや手間取っている。昨日も町の歴史民族資料館に行って打ち合わせや資料調査をしてきた。人前で話をする事自体が久々のことなので、何やらモヤモヤした不安も過っている。もちろん自信がない訳ではないが、脳梗塞の後遺症で声が出にくくしゃがれ、滑舌が悪いと自覚しているので、以前に比べれば気が重いのだ。
それと10月の美術協会展に向けて作品も作らなければというプレッシャーも感じ始めている頃でもあるが、まあ難しく考えず、猛暑中ではあるが、まずは健康第一で乗り切っていくとするか。

久々の仕事2025/07/23

年度が変わってから現在に至るまで仕事がない。僕の本業は考古学的石器実測図を作ることで、文化財調査支援業務とでもいう事ができる。そんな訳で顧客は行政の教育委員会とか調査組織なので年度はじめは全く仕事が無くて、新年度予算が執行される6月議会以降からポツポツと出てくるといった具合である。
会社を閉めてからは、以前の半分程の年金の足しになる位の仕事量で十分なのだが、4ヶ月も仕事から離れていると仕事の手順を忘れてしまう。それがようやく取引先から見積もり依頼が来て、来月からはまた石器実測の日々が続くのだが、今回は期待した程の量では無く一月仕事程度になるが、学史にも出てくるような重要な遺物群なのでじっくりと取り組みたいと思っているが、いつもうまく行った試しがない。昨年は、そんな重要な仕事の時期に重なって問題の多い仕事が被ってしまった。素人が発注し、専門家の図面をいじるという愚かな自治体もあるのだ。こんな仕事はもうごめん被りたい。
とにかく最近は、有り難いことに過去の実績が評価されてか、難易度の高い仕事が来る事が多い。あと数年で本当に辞めようと思う様な高齢者になってしまったが、乗りかかった船なのでこの報告書が終わるまでは頑張るつもりだ。仕事がない時は、絵を描いたり、ロクロで遊んだりして趣味人として、ボケ防止と健康のため結構忙しくしている。

水曜日はブログ更新2025/07/16

我が家は毎日新聞を購読している。学生時代から応援している新聞社なので成り行きで今でも購読してるが、ネット時代の昨今はその必要性に疑問もある。でもニュースだけではない楽しみ方というか、時事性の強い論評などは重要だなあと思う事がある。また日曜版のコラムなどは良い刺激になるコンテンツで、松尾貴史氏の「ちょっと違和感」は欠かさず読んでいる。松尾氏といえば多芸多才な方で、確か大阪と東京でカレー屋さんを経営しており、毎週水曜日には新幹線で大阪に行かれるとの事で、その移動時間中が新聞コラムの執筆時間だと書かれていたと記憶している。多忙な方なので集中できる時間がそこだけなのかも知れず、ちょっとお気の毒でもあるが、せいぜい2時間ちょっとの時間に原稿を仕上げて、おそらくは大阪到着後に推敲し新聞社に送信しているのだろう。
とにかく毎週連載というきつい縛りをこなすには、一定の生活リズムというか、自己制御のための決まりが必要なのだと思う。
そんな訳で、ちょうど今日が水曜日だし、松尾さんにあやかって僕もブログを執筆している。今まで書いたり書かなかったりで、不定期更新だったけど、これからは水曜更新で行くかな。書くことを続けること、これは脳のリハビリという事だし、自分への課題にするかな。