年度と年号(元号)と・・2019/04/06

4月になって年度が変わった。そして、どういうセンスだろうか?エイプリルフールに合わせて5月の新天皇の即位に合わせた新元号が発表された。「平成」の後は「令和」だそうだ。よって平生31年度は4月だけのひと月という事になる。
それにしてもややこしい。年度は4月に始まり、年は1月に変わる。そして西暦と年号(元号)の両刀使いが非常にめんどくさい。「元号法」とか言う法律によって行政などの公文書は元号表記だし、外向けの外交的なものは西暦表記だ。オリンピックを令和2年開催と言わず、2020年開催と西暦で表記し通達している。考えるまでもなく、国際的な通例に従えば年号表記など意味がないないのだけれど、外務省が西暦表記に統一する旨発表したら、官邸が露骨な不快感を表明すると行った具合で、何やらつまらない意地の張り合いみたいになっている。どこまでガラパゴスなのだろう?これでは世界的なスタンダードとはかけ離れた、孤立化に向かっているようで、他国と恒久的な友好関係を持とうという姿勢すら見えない。
悲しいことである。国という枠組みでしか考えられないから、人類社会という観点で見られないから、ちっぽけで狭小な国家主義を掲げて虚勢を張っているようにしか見えない。
悲しいことである。母国のこの没落を為す術もなく見続けないければならないのだろうか?
桜の開花があちこちで報じられるこの頃だが、憂鬱な日々が続く、とにかく気が重い。

※法律名に誤解があったので修正した。9/23

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