13年目の3112024/03/11

あれから13年の月日が流れ、今日はあちこちで慰霊祭が行われるだろうが、開催自治体の数は減っているそうだ。だんだんとあの災禍が忘れ去られようとしている。もしかしたら能動的に忘れようとしているのでは?と疑いたくもなる。人の命の何と儚い事よ、そんな思いが日々よぎるこの頃。そして今年2月はじめには弟が逝ってしまった。肝臓を患い大量出血して入院1日で死亡した。本人もまさか死ぬとは思わなかっただろう。あれよあれよで意識が遠のいて、多分苦しまずに眠るように逝ったと思っている。これまでの人生はなんだったのか?体を厭わないで暮らしてきたことが元で、死は突然に来る。そんなものなのだなあ・・・ため息しか出ない。
ところで、私は元気でいるが流石に歳のせいであちこち調子が悪い。特に脳梗塞の後遺症か?脳の一部が壊死したのだからしょうがないが、相変わらず声が出しづらく、誤嚥の心配もある。またオシッコの出も悪く、前立腺の問題ありか?と心配している。
それでも毎月薬の処方と検診で通院してるので、ひとまず体の点検は怠っていない。
本当に私は運が良かった。運としか思えないのだが、症状が軽症で、日常生活に支障がなく、そのおかげで体を厭うことを忘れないでいる。齢にせいで衰えるのはしょうがないことだが、点検しながら騙し騙しそれと付き合って行くしかないようだな。
まだ生き残っているし、もっと生きたいのでね。

実家の存続と相続の事2024/03/12

実家を継いでいた弟が死に、配偶者は離婚しており、実子が相続を放棄したものだから、私や妹に相続が発生した。そこで不動産関係の名義を確認したら、土地の名義が1年半前に死去した母になっていることが分かった。その為、弟の遺産相続と合わせて母の遺産相続についても進めなくてはならなくなった。
さて、現実的には私も妹も相続を放棄せざるを得ないのだが、そうなると実家は国庫に入り、生まれ育った町から消えてしまうことになる。住む者もなく、管理継承できないのだからやむを得ないのだが、何とも寂しい事である。何とか故郷で暮らす妹が相続する道はないものか、あれこれ考えてみたが、実家は普通の住宅ではなく、1階部分が調理場と事務所で狭い階段を使う3階建ての建物で、大規模な改修なくしては、脳卒中で重度の障害を持ち車椅子生活の旦那と暮らすのはとても難しい。
上手くいかないものである。父と母が残してくれた大事な実家なのだが、元はと言えば、長男の私が出てしまったことが原因かもしれないが、それにしても弟家族が円満で、その子供が引き継いでくれていたらと思うと、現実の厳しさ儚さを感じずには居られない。