さよならサクシード2019/06/10

先月は何故か投稿できなかった。忘れていたわけじゃないけど、毎週末何かの行事があって、バタバタしているうちに月が変わってしまった。そんな中でライフイベントとして重要なのが車の買い替えだ。長年頑張ってくれたサクシード(バン)に変えて、ネットで探して埼玉の店舗からダイハツのブーンを入手した。・・事象を書けばこれだけのことなんだけど、私にしてみれば「ある節目」を象徴する選択であり、大げさに聞こえるかもしれないが、一種の生き方宣言でもあった。
どんな車に乗るかは時々の生き方のスタイルで決まるだろう。そういう意味では「仕事用の貨物車」から「コンパクトカー」にチェンジしたのにはそれ相応の理由があるわけで、それは私の決意表明でもあるのだ。
来月の誕生日で満65歳になる。いわゆる高齢者の仲間入りなのである。大学院で学ぶ娘も今年中には進路が決まり、社会人として自立の道を進む可能性が高くなってきた。昨年来体調に異変がある妻のことも考えると、これからは夫婦で「楽しい暮らし」を心がけていきたいと思うようになった。そんな訳で、仕送りなどから開放され生活にゆとりができたら、ゆったりとあちこち旅をしたいと目論んでいる。そのためには燃費が良くて取り回しの良いコンパクトカーが必須アイテムだと考えた。
しかし時代が変わり、もはや絶滅種となったため、永年乗り続けてきたマニュアル車を選択する自由はなく、いろいろな安全装置のついたオートマ車を選択するしかなかった。
昨今の高齢者による悲惨な事故を知るにつけ、運動や判断機能が衰え始めた高齢者こそマニュアル車に乗るべきだという持論を持ってはいるが、やむを得ず自ら真逆の選択をせざるを得なかったのだ。ペダルを踏み間違えないよう緊張感を持って運転せねばと心に誓っている。
21万キロもトラブル無しで頑張ってくれたトヨタのサクシードには本当に感謝している。長距離営業用にいろいろ工夫された内装設備など、とても良くできた車だった。下取りしてもらったので、またどこかで活躍してくれるだろう。