味覚障害と音痴2020/10/16

10月だというのにあんまり晴れの日がなくてあまり秋らしくない天気が続いている。幸いにして仕事が忙しく、毎日のリズムもようやく安定してきた。
体調はというと、脳梗塞後の治療で血液をサラサラにする薬や心房細動(不整脈)を抑える薬など数種類飲んでいるせいか口の中がどうも変なのである。なにか特定の元素の吸収を抑えているらしく、味覚がおかしくなっている。加えて脳梗塞の後遺症だろうか?声が出しづらく、正しく発声するのにかなりのエネルギーを必要としている。
そんな状態なのでいろいろと試しているんだが、今のところはっきりしているのは、塩分や旨味を感じる機能が低下していることと、声帯と呼吸の連動というか、うまく息を出せなくて声のコントロールが上手くいかないってこと。要するに今まで旨いと感じていたものがそうでなくなり、歌唱力には自信があったのに、声の長短や音程制御がうまく行かず、音痴になってしまったということなのだ。
入院中重症患者を見てきたので、症状がこの程度でラッキーなのかもしれないけど、けっこう悲しい現実である。
味覚障害に関しては治療の一環で薬が変われば・・とも思うけど、発声について障害を改善をするためのリハビリをすることしかないようだ。例えば音読をすることや歌をうたうことなど、リハビリになりそうなことは試そうと思う。そうするとカラオケに行くのもリハビリの一環だし、積極的に会話をするのも効果的だろう。
しかし味覚障害は飲食の楽しみを奪われたようなもので、生きてる楽しみが大幅減の状況に等しい。ただいろいろ試してみたら、高級な純米酒や吟醸酒の旨さがわからなくなってる反面、今まで飲まなかった安酒に違和感を感じなくなった。経済的には安上がりで十分満足で出来るってことで、何とか気を取り直している。
とにかくジタバタしてもしょうがないので、現状を素直に受け入れて高齢者らしく、闘病生活するしかないのだ。
まだ死にたくないからねえ。

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